ちょっと豆知識

最終更新日 2005.03.09

◆>>トップページ

よくある質問疑問を会話形式で進めるページです。
なるべく専門用語等使わず、分かり易い説明を心掛けています。
その為、まわりくどい説明になってしまうかもしれませんが、ご了承下さい。

目次  …質問に答える「店員うさぎ」  …質問をする「お客さんうさぎ」
「ウレタンソール」は良くないの? … 靴底が割れちゃったんだけど?

「幅広シューズ」の落とし穴 … 幅さえ広ければ・・、なんて考えていませんか?

サイズ表示について … 「固執」しないことが大事です。

靴のお手入れ方法 … お気に入りの靴を、少しでも長持ちさせましょう。

靴紐を買う前に … 靴紐を買うのって、案外難しいです。


「ウレタンソール」は良くないの? ◆>>ちょっと豆知識・目次に戻る

 靴底が壊れちゃったんだけど・・。ほらっ、靴の裏がお豆腐みたいにボロボロに・・。 

 おっ、これは「ウレタンソール」を使っているものだね。
   長い間履かずにいると、そうなってしまうことがあるんだ。

 ・・・。「ウレタンソール」って良くないの?ボク以外にも、結構ある話みたいだけど・・。 

 確かに、そうやって考えてしまうかもね。
   でも、「ウレタンソール」は、今の靴とは切っても切れない素材なんだ。

 何かそれを補う利点があるの? 

 従来の「革底」や「ゴム底」と比べてみようか。

  ウレタン 革底 ゴム底
重量 軽量 やや重い かなり重い
クッション性 良い あまり良くない かなり良い
滑りやすさ 滑りにくい 滑りやすい 滑りにくいが磨耗性が弱い
雨に対して 強い 弱い 強いがうるさいことも
価格 安価 高価 製法によりバラバラ
修理 不可 製法によるが基本は不可

 修理が出来ないことを除けば、いいことが多いね。 

 そうなんだよ。ついつい欠点ばかりに目がいってしまうけどね。
   それに、日本は他の国に比べて雨が多い国だから「ウレタンソール」は日本向きなんだよ。

 でも、壊れやすいのはなんとかならないの? 

 「壊れやすい」は言い過ぎだけど、なるべく壊れないようにする方法はあるよ。

 えっ!そうなの?どうすればいいの? 

 とにかく、履いてあげること。

 とにかく履く? 

 履かずに、大事に取っておくのが一番いけないんだよ。
   靴以外にも言えることだけど、使わないのが一番劣化を早めるんだ。

 そういえば、そういうことってあるね。 

 「買ったらすぐに使う」 実はコレが、買い物上手の一番の秘訣だね。

 ふ〜ん、でも「とにかく履く」って毎日でいいの? 

 できることなら、3足ぐらいで履きまわすのがベスト。靴にも休憩をあげないとね。


「幅広シューズ」の落とし穴 ◆>>ちょっと豆知識・目次に戻る

「幅広シューズ」の落とし穴

 最近「幅広」の表示が付いている靴を、よく見かけないかい?

 うん、よく見るね。ボクなんかは足の幅が結構広いんだよ。 
 だから「幅広」の表示を見ると、つい手が伸びちゃうね。

 でも、一方で「幅さえ広ければそれでいい」という風潮があるような気がするんだよね。

 確か、足の幅の広さは「EE(2E)」とか「EEE(3E)」とか色々あるみたいだね。 

 一応、「A」「B」「C」「D」「E」「EE」「EEE」「EEEE」「F」「G」と段階があるんだよ。

 その「足の幅の広さ」は自分で測れるの? 

 出来ないことはないよ。でも、専用の器具を使った方が正確に測れていいと思うよ。
   それに中途半端な知識(測り方)は、自分に誤った情報を植え付けかねないしね。

 自分は「EEE」だと思っちゃうと、「EEE」以外には目も向けなくなっちゃうかも・・。 

 実際に店頭で、「EEEEじゃないと私の足にはあわない」といった会話をよく耳にするんだ。
   と言っても、自分自身で判断できる基準が設けられたのを否定するわけじゃないんだよ。
   ただ、あまりにも安易に靴を選別しているのような気がするんだよね。

 じゃあ、どうやって選べばいいんだろう? 

 これは、サイズにも言えることだけど、「あくまでも目安」程度に考えた方がいいんじゃないかな?

 それって、もっとメーカーが基準をハッキリさせればいいんじゃないの? 
 メーカーによって違うコトの方が不自然な感じがするんだけど・・。

 理想としては、確かにその通りなんだけどね。
   ただ、ここは難しいところなんだけど、靴を作るうえで色々なコンセプトを盛り込んでいくと、
基準・規格が邪魔になってしまう場合もあるんだ。

 靴やメーカーによって、「ポリシー」が違うってことなんだね。 

 要は、その靴のコンセプトが自分の足に合っているか?だね。

 じゃあ大事なのは、「サイズ表示」や「幅の広さ」に固執しないことだね。 

 そうだね。管理人は25cmの足なんだけど、24.5cmの靴もあれば26cmってのもあるからね。


サイズ表示について ◆>>ちょっと豆知識・目次に戻る

靴のサイズ表示の種類

 サイズの表示って沢山あるんだね・・。 

 一般的には、「日本サイズ(センチ)」「USサイズ(インチ)」「フレンチサイズ」の3種類だね。

 その3つを覚えておけばいいの? 

 「靴屋さん」になるなら兎も角、そうでなければ特に覚えることはないと思うよ。

 そんなに難しいの?靴のサイズ表示って? 

 「難しい」というより、厄介なんだよ。とりあえず下の「サイズ換算表」を見てみようか。

 だいたい、こんな感じなんだ。

 うわ〜っ、じゃあ靴屋さんはみんな「サイズ換算表」を覚えているの? 

 「覚える」と言うより、むしろ「コツ」だね。

 じゃあ、その「コツ」を教えてよ。 

 う〜ん、こればっかりは経験がモノを言うなぁ・・。

 そうなんだ?自分でぱぱっと靴が選べたらカッコイイのになぁ・・。 

 確かにね。でも、メーカー・ブランドによって「サイズ換算」が違うんだ。
   ちなみに、上の「サイズ換算表」はアディダス社のものを参考にしたんだ。

 何か参考になるのもはあるかなぁ? 

 じゃあまず「ナイキ AIR-MAX」と「コンバース ALL-STAR」で比べてみようか。

 あっ、「ナイキ」の場合、9インチ=27cmなのに、「コンバース」は、8.5インチ=27cmだ。 

 同じ「27cm」でも、「インチ換算」するとズレてしまうことがあるんだ。

 これは「フレンチサイズ」にも言えることなのかなぁ? 

 そうだね。例には出さないけど「エコーソフト 9453」と「ホーキンスのサンダル」でも、
同じ様なことが言えるね。

 じゃあ、「cm」サイズが分からない場合は、店員さんに聞いたほうがいいね。 

 それが一番賢明だね。
   でも大事なのは、お店の方も、お客さんでも「cm表示」で分かるようにすることじゃないかな。


靴のお手入れ方法 ◆>>ちょっと豆知識・目次に戻る

1.まず、靴全体のホコリを落とします。

 ホコリを落とすには、「馬の毛」のブラシが最適と言われているんだ。

 なんで「馬の毛」のブラシが最適なの? 

 毛の硬さが適度なんだよ。柔らかすぎればホコリが落ちないし、硬すぎれば靴を傷つけてしまうんだ。

 だったら「使い古しの歯ブラシ」でもいいのかなぁ? 

 それでもいいかもね。だけど間違ってそれで歯を磨かないでね。

 ・・・。そうだね、気を付けなくちゃ。 

2.靴クリーナーで磨きます。ポイントは少量で。

 靴クリーナーの効用を確認しようか。

 「皮革(靴の革)の栄養補給」ってあるね。 

 人間の肌と同じだと思えばいいよ。靴の柔軟性が保たれ、耐久性を増進させることが出来るんだ。

 それから「靴クリーム(靴ズミ)の効果促進」だね。 

 化粧で言うところの、「下地」になるんだよ。

 だったら、「薄化粧」を意識したほうがいいね。 

 そうそう!あと、磨く時に使う布は「使い古しの白Tシャツ(綿100%)」がいいんじゃないかな?

 その磨き布の大きさはどのくらいがいいのかなぁ? 

 そうだねぇ、布の大きさは、帯状で50cmx15cmぐらいが使い易いかな?

3.靴クリームで色に深みを。

 固形タイプ・液体タイプと種類が色々あるんだね。 

 オススメは固形タイプかな。

 液体タイプの方が、簡単お手軽なイメージがあるんだけど? 

 蒸発・沈殿することがあるんだよね。保存状態にもよるから、一概には決め付けられないけどね。

 あと、靴クリームを塗ることによって、色に深みが出るんだよね。 

 それに「ひび割れ防止」の効果もあるんだよ。

 磨き布は、クリーナーと同じでいいのかな? 

 それでいいよ。もちろん、靴クリーナーの色によって分けてね。

4.つや出しクリームで仕上げ。

 つや出しも、固形タイプ・スポンジタイプがあるんだね。 

 これは、スポンジタイプで十分じゃないかな。ただ、スポンジを包むケースの形状に気を付けようね。

 「ケースの形状」と、言うと? 

 ケースの縁(プラスチック部)で、靴を引っかいてしまう事があるんだよ。

 そういえば、引っかいたことがあるよ・・。 

 ケースの縁が、切りっぱなしになってると、引っかきやすいんだ。安物に見られる傾向だね。

5.余裕があれば防水スプレーをひと拭き

 防水スプレーは、汚れを付きにくくする効果もあるんだね。 

 そうだよ。使う時は、必ず屋外でやろうね。最近のスプレー類は、素材に付着する効果が
強くなった反面、体内(特に肺)に入り込むと、とても厄介なんだ。
 これで、基本的なお手入れは終わりだね。 

 本当は、他にも「消臭スプレー」「シューキーパー」とか、色々あるけど必要に応じて、
買い足していけばいいんじゃないかな?


靴紐を買う前に ◆>>ちょっと豆知識・目次に戻る

まず、靴紐をほどく

 靴紐って、長さが沢山あるんだね。 

 でも、自分の靴の紐の長さなんて、いちいち覚えないよね。

 うん、この間お店で「何cmでお探しでした?」って聞かれたけど、分からなかったんだよ。 

 一番いいのは、ほどいた靴紐をお店に持って行くことだね。

 どうせ結び直すんだから、ほどいて持っていっちゃうんだね。 

 そうすれば、靴紐を簡単に買うことが出来るよ。すぐに靴紐の長さが分かるしね。

 でも、同じ靴・サイズでも、甲の高い人や低い人によって必要な靴紐の長さが違うんじゃないの? 

 だから、持って行った靴紐と比べればいいんだよ。

 今の靴紐の長さで足りない場合は長い紐を。余るようなら短い紐を、って選ぶんだね。 

 一応、一般的な靴紐の長さは、以下の通りとなっているんだ。

  靴のサイズ 靴紐の長さ
子供用 18cm〜22cm 80cm
婦人用 22cm〜25cm 90cm〜100cm
紳士用 25cm〜27cm 110cm〜120cm
  27cm以上 130cm〜150cm

ボクの靴のサイズが23cmなら、靴紐は95cmぐらいでいいの? 

 あくまでも目安だけどね。でも、靴のデザインや、紐を通す穴の数によって違うから気を付けてね。


◆>>トップページ ◆>>ちょっと豆知識・目次に戻る

靴・バッグのプリンス TEL 0562-83-1150 FAX 0562-77-0012
 〒470-2104 愛知県知多郡東浦町生路前田106 ●店舗周辺地図はこちら

Web 靴屋さんのホームページ URL http://kutuya.net/ E-mail web@kutuya.net